30半ばにしてやおいにハマる

デビュー作に『美しい彼』の面影を見た、気がする

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『美しい彼』シリーズ(『憎らしい彼』『悩ましい彼』)を一気に読んで、ふと、凪良ゆうさんのBLデビュー作、『花嫁はマリッジブルー』を読みたくなった。なぜなのかはわからない。ただ思い付きで、押し入れの奥から引っ張り出して、12年ぶりに読んでみたら。――主役カプもサブカプも、『美しい彼』の平良×清居のようなカップルじゃないか!!!と、大層驚かされた。ちなみに、2009年にアップした、『花嫁はマリッジブルー』『花嫁は今...

確かに『ユーリ!!!』を100倍楽しんだ3月の夜 & 雑誌などの感想

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楽しかったなぁ……と浸っていたら、あっという間に1週間以上経過。あらやだ。3月初めの日曜は春庭ということで、遠方から参加のためにやってきた腐友のみなさんとまた再会する機会があったのだけど、その直前の金曜、思いがけないイベントに参加してきた。『ユーリ!!! on ICE ~フィギュアスケートを百倍楽しむ集中講義』の2回目、夜の部。参加してきた、なんてサラッと書いているけど、実は声を掛けていただくまで、このイベントの...

“オタク∧ギャンブラー”は案外多いのかも?

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先日、ランチオフ会に参加してきた。この日は、ゆちゅさんがイベント参加で上京されるということで、それに合わせてのランチだったのだけど、相変わらずの皆さんの濃ゆいヲタ活動談の中で、ちょっと心に引っかかる話題があり――。もしかして、“オタクorギャンブラー”ではなく、“オタクandギャンブラー”は、案外多いの!?ランチに参加していた8人の中で、ゲームも楽しんでいるのは5人。その中で、話題となっていたのが『Granblue Fant...

“わたしが好きな本はBLじゃない疑惑”に揺れるココロ

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実はこのブログ、先週ひっそりと10周年を迎えていました。超不定期更新ながらも、10年続いてるなんて、ちょっと感慨深いものがあるなぁ……。続けてこられたのは、まだまだ魅力的な“BL”の存在はもちろんのこと、このブログをご覧くださって、時にはコメントを残してくださる皆さまのおかげでもあります。ありがとうございます。「まだまだ魅力的な“BL”」には、当然、作品も含まれるし、“BL”周辺の人(腐女/男子)や、出来事(多様な...

『少年の名はジルベール』(竹宮惠子)―生みの苦しみと世に出す苦難を思い、そして商業BLを思う[2]

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“編集者待望論”ともいうべき議論や意見は、ある一定の商業BLファンの間には、長い間ずっと存在している、と思う。少なくとも、わたしが腐女子になった時には、それは既にあった。つまり、「今の商業BL、特に小説がどれもこれも似通ったテンプレそのものな印象」だったり、「出回っている商業BL小説作品の、筆力やストーリー構成の物足りなさ」だったり、「商業作品として売られているのにも関わらず、びっくりするような誤字脱字の...

M/M小説の活気がまばゆいような――トークセッション「ぼくらの共犯同盟」3ヵ月遅れの参加レビュー

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前エントリの最後に書いた、「『幽霊狩り』を手にする直前、M/M小説に関連した、とあるイベント」。それは、こんなイベントでした。ぼくらの共犯同盟冬斗亜紀 × 三浦しをん“満員御礼”ですよ! 申し込みが間に合ってよかった!“共犯同盟”とは、『アドリアン・イングリッシュシリーズ』で、主人公のアドリアンが主宰しているミステリーファンのファンミーティングのこと。そう、このイベントは、『アドリアン・イングリッシュシリー...

昨年一番“拍手”が多かったエントリーは

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ふと、――昨年のエントリーで、一番“拍手”が多かったのは何だろ?――と思いついて、ザザッと昨年一年間のエントリーの“拍手”をチェックしてみました。“拍手”って? と思われた方、エントリーの右下にあるコレのことですよ!コレです、コレさて、2014年にアップしたエントリーで、最も“拍手”が多かったものは、このエントリーでした。オレのシマを荒らすんじゃない (2014.4.13 UP)※タイトルをクリックすると該当記事へジャンプし...

地方アイドルから地元愛の源を考えてみたものの

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先日、上司のエドさんの話で、非常に驚いたことがあった。「まあ、アイドルブームも沈静化したけど、完全に人気が下火になったりせずに、それなりにポジションを確保して生き残っているのは、ちょっと予想外だったかな」――え? ええっ!? アイドルブームって、沈静化したんですか!? ニュースサイトでは毎日のようにアイドル関連のヘッドラインが踊っているので、まだまだブーム冷めやらず、と思っていたんだけど……!?どうにも釈然...

戸惑いの流行―オメガバースについて考えてみた[3]

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※タイトルでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、今回のエントリーは“オメガバース”に批判的な内容を含みます。なにとぞご了承ください。二次創作でのオメガバースには萌えを感じない――と実感したわたしだが、“オメガバースが人気”という現象は、とても興味深いことだなぁと思っている。二次のオメガバース設定作品をいくつか読んだだけだけど、[2]で書いた“男女の生理的な関係を持ちこみ、子供の存在を押し付けているんじゃ...

戸惑いの流行―オメガバースについて考えてみた[2]

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※タイトルでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、今回のエントリーは“オメガバース”に批判的な内容を含みます。なにとぞご了承ください。海外作品で人狼モノの『狼の遠き目覚め』(モノクローム・ロマンス文庫)を読み、アルファ・ベータ・オメガのことをちょっと知っていた(つもりの)わたしだったが、まさか今、二次の世界でそれが人気とはつゆ知らず、miriam先輩に教えてもらった、とあるジャンルのオメガバース設定の二...